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渡辺 英輝氏インタビュー

♯01クリエイターインタビュー 渡辺 英輝 (1/4)

ビーコン コミュニケーションズ株式会社
インタラクティブ クリエイティブ ディレクター
渡辺 英輝氏
(インタビュー・平田 順子)
(2008年9月3日)

ここ数年で、影響力が大いに認知されるようになったインターネット広告。最近ではCMや雑誌広告、ポスターなどからWebサイトへ誘導する手法もよく目にするようになりました。本連載では、日進月歩のインターネット広告業界が、どのような潮流にあるのか。また、今後どのように発展していくのか、その担い手であるWebクリエイターに伺います。初回は、広告会社ピュブリシスグループ傘下の総合広告会社、ビーコン コミュニケーションズでインタラクティブ広告の中核を担うインタラクティブ クリエイティブ ディレクター 渡辺 英輝氏に話を伺いました。

ビーコン コミュニケーションズ渡辺 英輝氏 

HumanKindという考え方

平田:これまで渡辺さんはブログを効果的に活用したり、モバイルを活用したりとさまざまなキャンペーンサイトを作られてきましたが、最近はどのようなお仕事をされていますか。

渡辺:ここ数か月は実作業を減らしていて、20名ほどいるデジタル部のスタッフをまとめる管理職的な役割に重きを置いたり、ビーコン コミュニケーションズとしてこれからの時代に求められる新しい広告モデルをどう作っていくかを考えたり、プロジェクトをより円滑に進めるための仕組み作りなどをしています。「はじめての課長の教科書」という本を読むなどして(笑)、マネージメント的な仕事をよりきちんとやろうとしているところです。

平田:これからの時代に求められる新しい広告モデルというのが、とても気になりますね。

渡辺:新しい広告のあり方については、ビーコン コミュニケーションズの前身であるレオ・バーネット社が「HumanKind」というフィロソフィーを開発しました。弊社としてはその考え方を日本に合う形に解釈して、全社で導入していこうと考えています。

平田:HumanKindというのは、どのような考え方なのでしょうか。

渡辺:人々の生活を豊かにするという強い理念と存在意義を持ったブランドを我々は「HumanKind Brand」と呼び、そういったブランド体験を新しい広告コミュニケーションとして展開するという考え方です。

HumanKindについて語る渡辺 英輝氏 

平田:人々を中心においた商品やサービスを提供していけば支持者が増え、自ずと売上にもつながるということですね。

渡辺:世の中に愛されているブランドというのは、どこもそういう強い理念を持っているんですよ。たとえば弊社のクライアントであるNIKEは、「If you have a body, you are an athlete.(身体があれば誰でもアスリートだ)」という理念があって、彼らはイノベーションを通じてアスリートをベターにすることをミッションとしています。だから僕らもただ単に広告表現を作るのではなく、そういう理念をきちんと体現した形でブランドと消費者の関係構築につながるお手伝いをしていきたいと考えています。

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