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インテル−CPUとともに歩む広告・コミュニケーション (3/5)

インテル株式会社
マーケティング本部 本部長
江田 麻季子氏
(インタビュー・岩城 陸奥氏)
(2008年8月13日)

広告戦略史

岩城:これまで御社は、「インテル」のブランド力を向上させるために、マスからWebまでいろいろな媒体を組み合わせた広告・コミュニケーション活動をされていますが、これに関してはどのような戦略を描いておられるのでしょうか。

江田:弊社の広告・コミュニケーション手法としては、メーカーの広告に協賛してロゴを掲載するマーケティングプログラム「インテル インサイド」と、個人に向けてブランディングをするタイプがあります。

インテル インサイドというプログラムは、「インテルはいってる」というキャッチフレーズで、日本発のアイデアとして世界に広まったものです。インテルにとってはマーケティングの核ともなる大きな手法となります。弊社の製品は、メーカーさんの最終製品のなかに入って初めてエンドユーザーに届くものなので、メーカーさんと協働したマーケティングを実施しているのです。

個人ユーザーに対して製品のブランド力を高めるために、日本独自で広告を作り始めたのは、2004年後半でした。当時、インテルという名前は一般に知られていても、インテルがどういう会社なのか、どのような製品なのか、あるいはインテル自体が気にしなくてはいけないものなのかがわからない、という状況でした。

そこで、インテルの紹介をしようということで、日本発で日本人の感覚に合うユニークで楽しいコマーシャルを、というコンセプトのもとキャンペーンを開始し、2年間ほど展開しました。

その後、戦略商品である「インテル Core 2 Duo プロセッサー」(以下、Core 2 Duo)というCPUを前面に出したキャンペーンを1年半かけて実施しました。Core 2 Duoの普及とともに、その先進性や性能の高さを知っていただくのが目的でした。このキャンペーンは世界各地で行われていますが、日本では比較的長い間続けています。メーカーさんのラインアップや量販店さんの要望をお聞きして、いまはCore 2 Duoでいきたいということでしたので、今春までCore 2 Duoを展開しました。

Core 2 Duoはコアが2つ入っておりますので、「賢い頭脳が2つある」というのがうたい文句の商品です。これをCMシリーズ「ある朝突然……」という形にしてイメージを訴求しました。どういうことかというと、テレビCMで「なんだかすごく面白そうに見える」という感覚を醸成し、その後Webサイトを訪れた視聴者がWebサイト上で展開されている「THE PROCESSING MATCH」というゲームをする。そのゲームを通してCore 2 Duoの楽しさを体験するというものでした。

CPUの処理速度を競うTHE PROCESSING MATCH CPUの処理速度を競うTHE PROCESSING MATCH

サイトを訪れたユーザーが他のユーザーと出会うと、CPUの処理速度を比較して競うオンラインゲームでした。これによってCPUに対する意識を高め、なおかつCore 2 Duoの性能についても認識してもらえます。Webコミュニティーでも、CPUが好きな方々の間でちょっとした話題になり、息の長いキャンペーンができたと思っています。

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