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前例のないプロジェクトに挑戦する日清食品の社風

前例のないプロジェクトに挑戦する日清食品の社風 (1/4)

日清食品FREEDOM-PROJECT
日清食品株式会社
宣伝部
東 鶴千代氏
(インタビュー・岩城 陸奥氏)
(2008年1月15日)

「20世紀カップヌードル」「NO BORDER」など、斬新な広告キャンペーンで常に見る人の関心を集める日清食品カップヌードルの広告。2006年からは3D CGアニメーションによる「FREEDOM-PROJECT」を展開しています。毎回思いもつかない着眼点で広告を展開するカップヌードルですが、その秘密は、社員全体の行動指針「日清マン10則」のなかの「ファーストエントリーを誇りとせよ。」を是とする日清食品独特の企業風土にありました。企画意図からインターネットを積極展開した理由などを、プロジェクトを代表して同社の宣伝部 東 鶴千代氏に語っていただきます。

2006年より展開されたFREEDOM-PROJECT 2006年より始まった日清食品カップヌードルのFREEDOM-PROJECT

■誰もやっていないことをやれ! 

岩城 陸奥氏(以下岩城):FREEDOM-PROJECTは、メインとなるストーリーが壮大だし、プロジェクト自体も時間をかけて展開しています。クリエイティブの質も、話数を重ねるにつれどんどん上がってきていますね。

東 鶴千代氏(以下東):カップヌードルの広告は、おおよそ2年を区切りとして切り替えています。最低でも2年は続けるプロジェクトですから、やるからには誰も知らないような内容にしてはならない事はもちろん、誰もやったことのない内容にしなくてはならない。とくに今回は、プロジェクトの開始時がカップヌードル発売35周年という節目でもあったので、私たち宣伝部をはじめ、参画していただいている広告会社さんも含めてすごく力が入りました。

日清食品宣伝部の東 鶴千代氏 FREEDOM-PROJECTについてお話を伺った日清食品宣伝部の東 鶴千代氏

岩城:大事な節目の時だからこそ、強く印象に残ることをやろうじゃないかということでFREEDOM-PROJECTに決まったのでしょうか。誰もやったことのないことに承認を取り付けることは難しいことと思いますが、どうやってこの企画を推進されたのですか?

東:日清食品には「日清マン10則」という社員の行動指針があって、そのなかに「ファーストエントリーを誇りとせよ。」という項目があります。カップヌードルやチキンラーメンが革新的な商品で市場を創造したこともあり、「人のマネはするな、誰もやっていないようなことをしなさい」というのが、行動指針として会社全体に息づいているんです。今回のFREEDOM-PROJECTでは、世界中から注目されているジャパニメーションと広告を連動させたり、それをDVDシリーズとして広げていくなど、これまでにやったことのない挑戦が盛り込まれていたので、それが評価されたのではないかと思います。

岩城:なるほど。そういう企業風土があるのですね。人のやらないことをやれと。

東:最初にやるというのは非常に勇気がいることですが、やった時に返ってくる見返りがものすごく大きいのは、カップヌードル自身が証明していますから。逆に、先にやられてしまったら、「しまった」と思いますね。

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