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ネット広告ガイド

広告コラム

SEMの都市伝説と最新トレンド 文・株式会社カレン
四家 正紀

第30回目 SEMの都市伝説と最新トレンド(2008年10月15日)

SEMは、検索エンジン対策の重要性や検索エンジンごとに順位決定方法が異なることなどから、その対策について諸説語られてきました。本連載においては、SEMの基本的な考え方と実務について解説してきましたが、今回は、もはや「都市伝説」と化したSEOにまつわる噂の真偽や、SEMの最新動向についてお話しします。

SEMの都市伝説

SEMについては、いくつかの根強い都市伝説があります。たとえば「オーバーチュアに出稿するとYahoo! Search Technologyでの検索順位が上がる」という情報はまったくのでたらめで、両者は関係がありません。また「競合が出稿しているリスティング広告をクリックし続ければ、予算を浪費させることができる」というのも間違いです。リスティング広告には、クリック傾向を判別するプログラムが使われており、不正なクリックはすべて排除されます。

こうした都市伝説は数多くありますので十分に注意してください。

SEMの最新トレンド

SEMについての最新トレンドをいくつか紹介します。

・マス広告との連動
ここ数年「続きはネットで」「○○と検索してください」というコピーとともに、検索エンジン経由でWebサイトへのアクセスを促す広告が増えています。テレビCMで多く見られますが、新聞広告、駅貼りなどの交通広告でも多用されています。URLは記憶しにくいため、検索エンジンを利用した誘導が有効になるためです。

こうした手法を使う場合、一般的にSEOは時間がかかるので、リスティング広告を中心として展開されることになります。この場合、検索キーワードの選定については「独自性、覚えやすさ、打ちやすさ」を重視します。

ユーザーは必ず検索ワードを打ち間違えると考えて、間違えて打ち込んでしまいそうなキーワードもリスティング広告で設定し、できる限り拾い上げるのがポイントです。

Web連動CMの検索ワードは、リスティング広告で 

・バナー広告との組み合わせ
バナー広告などのディスプレイ広告と連動することも有効です。とくに、あまり認知されていないジャンルの商品である場合、SEMを実施することでコンバージョンを狙うルートを確保し、さらにバナー広告に予算を投下して、認知拡大によりユーザーによる検索を促進し、SEMの効果を加速させるという連動がよく試みられています。

・モバイル
携帯電話によるインターネット活用は若年層を中心にすっかり定着しました。「身に着ける」「個人に紐づく」メディアとして、インターネットマーケティングにおける存在感は急速に拡大しています。消費者向けビジネスを展開する多くの企業にとって、モバイルサイトの構築は必須条件になりつつあります。

さらに、各キャリアのトップページに検索窓がついて、モバイルによる検索行動が増加していることから、モバイルSEMは非常に大きなテーマとなっています。

とくに、急ぎのニーズが見込まれ、実店舗でのアクションを促すタイプの業種・業態ではリスティング広告が盛んになっており、入札単価も上昇しています。今後はモバイルECとの連動や、先ほど紹介したテレビCMとの連動などが盛んになりそうです。

なお、モバイルSEOに関しては「ページの情報量が少ない」「リンクが発生しづらい」「クローリングがまだうまく機能しない」などの理由により、パソコンほどの精度には至っておらず、各社が研究開発を進めている状態です。そのため、現時点では携帯電話向けWebページにおけるSEMについては、まずはリスティング広告から検討するのがよいと思われます。

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