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デザインのために考えなくてはならないこと 文・ネット広告ガイド編集部

デザインのために考えなくてはならないこと (1/2)(2008年9月24日)

一冊目は、カンヌ国際広告祭やグッドデザイン賞など、国内外の受賞歴を多数持つ鎌田貴史氏をはじめ、日本のWeb広告の分野でいままさにトップクラスに位置している7人のクリエイターが、「広告とは何か」を自身の経験や実例に基づいて解説しています。

『Webデザインの「プロだから考えること」』著・鎌田貴史、中村洋基ほか5名(インプレスジャパン刊)

Webデザインの「プロだから考えること」 

広告としてのWebデザインに最低限必要なことは「伝えたい人に、伝えたいことが、ちゃんと伝わるようにする」ことだと鎌田氏は語ります。シンプルで当然のことですが、じつはそれが一番難しいことではないでしょうか。そもそも広告というのは、ユーザー自らが進んで見る「コンテンツ」ではありません。その結果、動きが面白くて、カッコよく、目新しいWebデザインでユーザーを惹きつける方向に傾きがちですが、いくら飾り立てても広告を出す企業の意図が伝わらなければ、広告としての意味はありません。

著者の一人である中村洋基氏は、「広告は女の子に告白すること」だと言います。好きな相手の気を惹くために、派手にカッコつけ過ぎていては、ひとりよがりになりかねません。必要なのは客観的な視点であり、相手(ユーザー)から自分(Webサイト)はどう見えているのか。それを忘れると、「伝わらない」Webサイトになってしまうとも言っています。

ともすればクライアント(広告主)の要望そのままに、通り一遍のものを制作したり、クリエイターの技術や嗜好に偏った「作品」を作ったり、本来の目的を見失ってしまいがちなWeb広告。著者である7人のトップクリエイターの、バラエティー豊かな考えや経験を通して、「デザインのために考えなければいけないこと」は何か、本書はそれを見つめ直すきっかけになるでしょう。

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