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ターゲットを意識してコミュニケーションプランを考える (2/2)(2008年6月25日)
■「Webサイト設計のためのペルソナ手法の教科書」著・Steve Mulder、Ziv Yaar 翻訳・奥泉直子 監修・佐藤伸哉(毎日コミュニケーションズ刊)
原題である“The User Is Always Right”(ユーザーはいつも正しい)が示すとおり、本書では、ユーザーのニーズをきっちりとらえ、そのユーザーのニーズに応える「ユーザー中心設計(User-centered Design:UCD)」を根底に、ユーザーを理解する手法としての「ペルソナ」を取り上げています。
PartIでは、UCDの重要性とペルソナがどのように貢献するかを解説し、Part IIでは実際にペルソナの作成に入ります。ここでは、ユーザー調査の種類に応じたアプローチの変え方や調査手法ごとの活用方法、ユーザーの分類、クラスター分析など、データをペルソナへと成長させるための方法論を順序よく紹介しています。また、ペルソナにより現実味を持たせるための工夫など、事例も交えつつ解説しているので、参考になるでしょう。
さて、ペルソナを作成しただけで終わりではありません。PartIIIでは、ペルソナを社内へと浸透させることにはじまり、ビジネス戦略の方向づけ、Webサイトの設計、効果測定と、あらゆるシーンでペルソナを活用するための方法を、事例とともに紹介しています。
■ターゲットとなる利用者を具体的にイメージする
マーケティング担当者やWebサイト担当者が企画をする際に、頭の中で考えているものと、実際の利用者の求めているものには、ズレが生じがちです。そうしたズレを無くすには、ユーザーの声や行動を調査し、ターゲット像を浮き彫りにしたうえで、コミュニケーションプランを考える必要があります。今回紹介した本は、その手法のひとつとして参考になるでしょう。
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