第7回の後編は、前編に続いてWebサイト関連全般の業務を通しての経験や、経験から得られた気づきについて、お話を伺いました。
2008年内にWebサイトのリニューアルができたことで、ようやくPDCA(Plan Do Check Act)を始める段階に辿りつくことができ、取得したデータに基づいてさまざまな改善もスタートさせることができました。「Webサイト経由での転職希望者エントリー数(申し込み)を増やすこと」という目標の実現のために、まず第1段階としてページビュー数(PV)とページあたりの滞在時間の数値を上げて、Webサイト内をユーザーに回遊してもらうことを目指しました。その方法としてWebサイト内にコラムページやセミナー関連などのコンテンツを増やしていくことで、平均PVや滞在時間の数値を徐々に上げることに成功しました。
数カ月ごとに外部パートナーにアクセスデータの分析をお願いすると、リニューアル前のアクセス解析では見えてこなかった、数多くの問題点が顕在化してきました。顕著であったのが、エントリーフォームの問題でした。当時用意していたフォームは6ページ程度でしたが、申し込み完了に至らずに途中で離脱するユーザーの多さが目立ちました。半年ほどの時間をかけて、細かくログを検証してWebサイト上の導線を見直し、フォームの項目を1つずつチェックして修正を図り、ボトルネックの解消に努めました。
また「転職」というテーマは、人によって状況やモチベーションが大きく異なるため、これらに応じたコンテンツを用意するようにもしました。すぐにでも転職したい人には直接応募する求人にエントリーしていただけるようにするほか、「転職ってどんな感じなのだろう?」と迷っている段階の人には個別転職相談会などのセミナー案内のページを、今の自分の市場価値に興味がある人にはWebフォームを使った診断や年収査定のページを、漠然とした情報収集の段階の人にはメールマガジン登録への誘導ページを、という具合です。ユーザーの誘導を促進できるようにセミナーのタイトルを変えるといった工夫の必要性にも気づくことができました。
さまざまなユーザーにあわせて、複数のコンテンツを用意